Q.ピロリ菌について

回答:ピロリ菌は胃の粘膜に感染し胃炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍などの原因になります。また、感染期間が長くなると慢性胃炎(萎縮性胃炎)から一部は胃癌を引き起こすことがあります。検査法としては内視鏡検査時に胃の粘膜を採取し調べる方法・血液・尿中の抗体を調べる方法・便中の抗原を調べる方法や呼気を調べる方法があり、平成25年から胃炎についても内視鏡検査で慢性胃炎と診断されれば保険で調べることができます。各種方法で陽性であれば除菌治療(抗生剤を含む)を1週間行います。その後4週間以上空けてから除菌診断を行います。

2015年5月19日